適用疾患
粘膜下筋腫・筋層内筋腫・しょう膜下筋腫
粘膜下筋腫は子宮の内側に突出する筋腫です。過多月経を起こすことが多いのが特徴です。
頚部筋腫
子宮の下部(子宮頚部)に発生するタイプで、摘出手術が難航したり尿管・膀胱・直腸を傷つけたりすることがあります。
UAEは筋腫の発生部位に関係なく効果が期待できます。
子宮腺筋症
最近の報告では、子宮腺筋症に対しても一定の効果が報告されています。
ただし、塞栓の程度をどこまで行うかの判断が難しい場合があります。
多発性筋腫
ぶどうの房状の筋腫で核出術が困難な場合、UAEではそれぞれの筋腫に対する効果が期待できます。
巨大な筋腫
おへそを超えるような大きな筋腫でも効果が期待できます。
ある程度縮小すれば圧迫症状が改善します。
変性した筋腫
多くの変性では内部血流が増加しており、高度の変性が起こっているタイプでも効果が期待できます。
内部出血や壊死した一部の変性では効果不十分な場合があります。